純国産剣道具「東京児玉製」甲手

剣道人口は100万人以上とも言われますが、実は剣道具のほとんどは海外製。

巷で「日本製」と謳っている剣道具の中には途中の工程を海外の工場で行っているものもあります。

低価格志向が日本の剣道具職人を追い詰めている現状は何とかしなければなりません。

脈々と受け継がれてきた伝統的な技術によって生み出される剣道具はその品質はもとより、「日本の伝統である剣道を修行するのに、日本で作られた剣道具を使う」という武道らしい尊い価値を持つものではないでしょうか。

剣道具との縁

剣道具作りの世界において低価格志向が好まれ、海外製の安価な剣道具が大量に普及し、これは確かに剣道人口の増加に大きな貢献をしたのではないでしょうか。

ところがあまりにもその流れは強く、また道具に関心を持つ方が残念ながらあまり多くないこともあり伝統的な作品を生み出す職人さんにスポットが当たることが少なくなってしまいました。

そのような状況の中で職人さんの高齢化と継承者の少なさは顕著になっています。


さらに、職人さんが生み出す名品はしっかりした材料あってのものですが、その材料づくりの職人さんも同じように縮小傾向だそうです。

国産の剣道具は「欲しくても手に入れることができない」ものになりつつあります。


「いつかは欲しいな」と思っていた名品を手に入れるのに残された時間はそう長くないかもしれません。

東京で甲手製作を営む甲手職人、児玉氏。

伝統の技術によって生み出される甲手(小手)はまさに「防具」そのもの。布団の仕込みから刺し、飾り入れに至るまで日本国内で行われる正真正銘の純国産剣道具です。「ホンモノ」をお求めの方に是非お勧めしたい名品です。

一針一針に心血が注がれた剣道具には完成までに多くの手間と時間が割かれます。

実際に手刺の甲手では一組を仕上げるまでに60時間以上(!)の作業が必要だということです。


ライン作業で大量生産するような製品であれば「より安く、より早く」ということが実現できるでしょうが、お客様からの感想などを活かして日々「より良いものを」という姿勢で一つひとつが作られる作品にはそうした製品とは大きく異なる魅力を感じます。


手作りの温かみ、ご自身の手にしっかりとフィットするオーダーメイドの甲手をぜひ体感してください(子供サイズは対応が難しい場合がありますのでまずはお問い合わせください)。


製品ギャラリーなどは以下のサイトをご参照ください。

ご注文の流れ

1.注文する仕様・別注オプションを選択いただき、メールにてお名前を添えてご連絡ください。(magokoro.kendo@gmail.com)

ご質問・特注品のご相談なども随時受け付けております。通常1日以内に返信がありますが、2日程度おいても返信がない場合は迷惑メールのフォルダや設定をご確認のうえ、お手数ですがメールの再送をお願いいたします。

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2.メールにて注文様式をお送りし、サイズ・手型の取り方をお知らせしますので、作成した書類を指定の宛先へ送付してください。

3.サイズを踏まえ、正式なお見積もりをご連絡いたします。

4.代金の1/3~全額を銀行振込みによる前払いでお受けし(ここでご注文確定)、製作を開始します。

5.製品が仕上がりましたら残額のお支払いについて確認し、発送となります(送料、手数料はお客様ご負担でお願いしております)。